慢性化したつらい痺れにお悩みの方必見!原因と防ぐ方法を徹底解説

腰痛コラム

痺れは、日常生活に大きな支障をきたす可能性のある、誰もが経験する恐れのある不快な症状です。放置すると慢性化し、痛みや運動機能の低下を引き起こすこともあります。とくに軽度の痺れの場合には、不快に思いつつもそのまま生活し、慢性化させてしまっている人も多いのではないでしょうか。そこで今回は、痺れが慢性化する原因と、その対策について詳しく解説していきます。痺れでお悩みの方は、ぜひ参考にしてみてください。

痺れが慢性化しやすい理由とは?

痺れが慢性化しやすい理由は、痺れの原因が複雑で、単一の要因で説明できないことが多いからです。以下に、おもな理由をいくつか挙げていきます。

原因の特定が難しい

痺れの原因の多くは、神経に原因があるといわれています。ところが実際は、神経系だけでなく血管系や筋肉、骨格など、さまざまな要因が絡み合っていることも多いのです。そのため原因の特定が難しく、慢性化しやすいのです。

基礎疾患の存在

糖尿病や腎臓病、甲状腺疾患など、さまざまな基礎疾患も痺れの原因となることがあります。これらの基礎疾患が改善されない場合、痺れが慢性化する可能性は高まります。

神経の修復が遅い

神経は、他の組織に比べて再生速度が非常に遅いのが特徴です。そのため、一度損傷を受けた神経が完全に修復されるまでには、長い時間を要することがあります。

悪循環

痺れによって運動量が減り、血行が悪化すると、神経の修復がさらに遅れてしまうという悪循環に陥ることがあります。

治療の遅延

痺れの初期症状を軽視してしまい、適切な治療を受けずに放置することで、症状が悪化していき慢性化してしまうこともあります。

痺れが慢性化するとどうなる?

痺れが慢性化すると、次のように日常生活に大きな支障をきたす可能性があります。

・痛み:痺れとともに痛みを感じることが多い

・運動機能の低下:手足に力が入りにくくなり、日常生活動作が困難になることがある

・感覚の異常:熱さや冷たさを感じにくくなったり、触覚が鈍くなったりすることがある

・精神的な負担:痺れが長引くと、不安やストレスを感じ、精神的な健康を損ないやすい

なんとなく我慢できる程度だからといって痺れを慢性化させてしまうと、日常生活で我慢や制約が増えてしまい、精神的にも辛いものです。生活の質を落としかねないので、痺れの慢性化は防ぎたいものです。

痺れの慢性化を防ぐためにできること

痺れが慢性化してしまうと、日常生活に大きな支障をきたしてしまうことがあります。痺れを感じ始めたら、早めの対処が大切です。ここからは、痺れの慢性化を防ぐためにできることを詳しく紹介していきます。

痺れの原因を突き止める

痺れの原因は、神経・血管・筋肉などさまざまな要因が考えられます。神経内科や整形外科など、専門医による診断を受けることで、より正確な原因がわかります。MRI・CT・血液検査などさまざまな検査を受けることで、病気を早期発見し、適切な治療を受けられるのです。

軽い症状を放置していると痺れの症状が急激に悪化したり言語障害が発症したりする可能性もあるため、医療機関を受診するのがおすすめです。

生活習慣の改善

生活習慣を見直すことで痺れの症状を改善し、慢性化を防げます。猫背や同じ姿勢を長時間続けると神経を圧迫し、痺れを悪化させる可能性があります。正しい姿勢を心がけましょう。また、運動不足は血行不良を招き、痺れを悪化させる可能性があります。ウォーキングやストレッチなど、自分に合った運動を習慣化しましょう。 ビタミンB群やミネラルなど、神経の働きをサポートする栄養素について積極的に摂るのも効果的です。

ストレスは、自律神経のバランスを崩し、痺れを悪化させる可能性があります。リラックスできる時間を作り、ストレスを溜めないようにしましょう。冷えは血行不良を引き起こし、痺れを悪化させることがあります。暖かい服装をしたり、入浴などで体を温めたりしましょう。

整骨院・接骨院

痺れの症状に合わせて整骨院・接骨院で施術を受けることで、痺れの改善が期待できます。重篤な痺れや急性的な痺れの症状が出ている場合は医療機関にかかった方がいいものの、実際は軽度の場合や原因が特定できない慢性化した痺れの場合も多いものです。生活習慣の改善とともに整骨院・接骨院の施術を受けるといったように、使い分けるといいでしょう。

整骨院・接骨院は軽度の筋肉・関節の痛みや痺れなどに対し、手技はもちろん電気治療・鍼治療・ストレッチなどで改善を試みます筋肉のバランス調整も行っているので、自己流では改善の難しい日常的な姿勢の悪さも、改善が期待できるでしょう。

まとめ

痺れは、放置すると慢性化し、日常生活にまで大きな影響を与える恐れがあります。痺れを感じたら、早めに医療機関を受診し、専門医の診断を受けることが大切です。ただし痺れの原因は特定が難しい場合も多々あります。そのような場合や軽度な痺れなどの場合には、生活習慣の改善や整骨院・接骨院の利用も、痺れの改善に役立ちます。気になる痺れは慢性化してしまう前に、できることから生活に取り入れてみましょう。

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